そろそろ夏期講習を考える時期…
皆さんこんにちは。
5月も終盤でそろそろ6月に入りそうな時期ですね。
梅雨に入るので洗濯物が乾きづらく嫌な季節です、、、
普段の生活はそんな感じで憂鬱ですが、学習塾ではそろそろ夏期講習について説明が流れてくる時期ではないでしょうか?
(私がすでに夏期講習について保護者の方にお話をしているので笑)
今回は夏期講習についてお話ししていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧いただき感想などお書きください。
・夏期講習の重要性
「夏を制する者は受験を制す。」
なんて言葉がありますよね。保護者世代なら1度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか?
夏だけが全てではありませんが、確かに夏の過ごし方は重要です。
早めに予定を立てることで動き方が変わってきますからね。
勉強量も質も予定を立てることによって大きな差が開きます。
そして何より受験生は最後の復習単元にもなりやすいです。
塾によってカリキュラムは違いますが、これから先入試対策へと突入する塾がほとんどです。
あれよあれよと2/1を迎えることになってしまいます。
私は、保護者の方々には5月に入った段階で夏期講習の日程をお伝えしています。
早い方が対策を立てやすいので。成績も、志望校も、スケジュールも。
受験生の保護者の方からすれば、
「受験生としての夏期講習はがっつり勉強してもらおう!」
「この夏で全てが変わる!」
「こんなにお金かかるの!?」
などなど…
考えること、悩むことも多いですよね?
これは当然だと思います。
特に初めて受験生を持つ保護者の方からすれば、どんなことをさせれば良いのかわからない。毎日授業で、お弁当も作って、仕事や家事もこなして、、、、
本当にいつもいつもありがとうございます。
しかし、実際のところこんなに頑張っているのに成績が上がらずこのままでいいのか悩むこともありますよね?
だからこそ、どのように過ごさせるべきかお伝えしていきます!
その1.寝起きの時間はいつも通りに過ごさせる。
夏休みに入ると、生活習慣にバラツキが出始めて勉強に支障が出る子が続出します。
受験生には少ないですが、「少ない」だけで生活習慣が守れない子が多いです。
一度崩したリズムを取り戻す労力が勿体無いですよね。
何事もそうですが、一度崩れたものを元に戻すためには以前の数倍の努力が必要になるので、保護者の皆様には特に気をつけていただきたいポイントになります。
基本的に朝は計算、昼間に重めの課題、夜に漢字や知識がオススメです。
その2.宿題実施スケジュールを作成する
夏休みというのは、学校も塾も宿題を出してきます。
その量は塾によってバラバラですが、ほとんどが1ヶ月かけて完成させる宿題のはずです。
しかしながら、自分から進んで宿題を実施できる子供は少ないものでいつも保護者の方から言われて実施することが多いのではないでしょうか?
(実際そういう相談が多いので…笑)
だからこそ、そこは保護者の方の出番です。
宿題の実施推奨日等は塾からある程度のフォーマットが渡されることが多いです。
このとき推奨日程がない場合、保護者の方が作成しなければなりません。
フォーマットがある場合、それに従わせることが重要ですがほとんどのお子様が推奨日程よりもペースが遅れています。
なので保護者の方にはリカバリープランを立ててあげて欲しいのです。
子供だけでは、日程調整は回りません。
むしろやらない方向に逃げたくなるのが子供というものです。
宿題をやらない姿にイライラしている様子もよく聞きます。
ですが、ここで考えを改めていただければと思うのが、
「人間は基本的に楽な方へ逃げたくなるもの。」
ということですので、子供は自主的にやらないものだ。
という風に考えておくと心持ち穏やかに過ごせるかもしれません。
スケジュール管理には親子でみえるかできることが望ましいですね。
全員が見える位置にホワイトボードで管理をする方もいれば、専用のスケジュールノートを作成する方など十人十色です。
以下簡単に商品のリンクを貼っておきますので参考までに。
私はいつも小学生にはスケジュールノートを進めています。
自分で書いて、自分で確認し、自分で改善していくことができますし、何よりもホワイトボードだと私が確認できないので笑
その3.合宿企画には参加すること
塾によっては夏は大型企画が実施されると思います。
夏の超集中特訓!!みたいなやつです。
次教室開催ではなく、他の教室にいる生徒も集まるような企画です。
これはぜひとも参加するべきです。
なぜなら、「子供のモチベーションを高める最大のチャンス」だからです。
子供たちは普段、自教室での周囲しか目にしていないからです。
自分の周りにどれだけのライバルがいるのかを直接目で見て確かめることができるのは最大のメリットであると考えます。
また、多くの塾はこの企画をお盆にぶつけるはずです。
お盆に自宅で勉強させる環境が整っていないのであれば、行かせるべきです。
その環境が整っているかどうかは、
「自宅で7時間近く勉強できる教材と質問できる状態が整っているか」が判断ポイントだと思っています。
その4.過去問は絶対にやらせない。
夏に差し掛かると過去問について意識し始める方も多いです。
早くに取り組ませておけば、学校の対策につながるのでは…と考える方がいらっしゃいますが、答えはNOです。
なぜなら、小6単元が終了したのはついこの前の7月です。
まだ知識の定着もできていない状態で過去問をやらせるのは危険です。
それに過去問は早めにやり始めることにデメリットも存在しています。
それは、勉強した気になりやすいことです。
過去問は何度も練習しているうちに、点数が取れてくるようになります。
学校ごとの傾向に慣れてきてパターンが理解できてくるからですが、この点数が取れる。という部分に落とし穴があります。
点数が取れるようになったことで、自分に力がついたように感じてしまうのです。
夏の時点でそのような状態に陥ってしまうと、秋以降の努力の幅=伸び代が減少してしまいます。
なので、過去問は早くても10月あたりがスタートラインと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は夏期講習について簡単にまとめましたが、受験生にとっては大きな分岐点になります。
子供の第一志望合格のためには、保護者と塾と本人の三位一体の関係性が必要不可欠です。
何か不安な点があれば必ず塾に相談して、解決していきましょう。
夏を過ぎてからでは、遅い場合も存在していますので、塾とは常に連絡を取り合える関係性を保つべきです。
次回も夏期講習について書こうと思いますが、今度は「非受験学年」について書きたいと思います。