人生は学びに溢れている

勉強は嫌なものではなく楽しくなるもの。自分の人生に彩を加えていくのもきっと青少年期に学んだことや新しく学んだことに違いない。

中学受験まで100日を切りました

 

みなさんこんにちは!

気づけば10月も終わりを迎え、中学受験までもあと100日を切りました。

みなさんのお子様は受験勉強の調子はいかがでしょうか?

 

過去問も始まって、親の方が一喜一憂し始めるタイミングかもしれません(笑)

 

親の方が辛い時期に差し掛かってきていますが、あくまでも冷静に予定を立てて行動していきましょう!

 

今回は改めて「過去問」の正しい使い方についてご紹介していきたいと思います。

正しく利用して、第一志望合格へと進みましょう!

過去問とは

 

過去問とは、その名の通り「過去」の問題です。

過年度の入試問題をまとめた冊子になります。過去に出題された問題を実施することでその学校の傾向を掴み、対策をすることで入試本番での得点力を高めるためのものです。

 

中学受験でも、高校受験でも、大学受験でも通称「赤本」として名前が通っているかもしれません。

 

私立では各学校ごとに出ており、公立高校では県ごとに出版されているのが特徴です。

 

過去問を実施するメリット・デメリット

 

過去問を実施するメリット・デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。お子様の状態によっては、過去問を始めるのがデメリットになる可能性もありますから、しっかりと子供の状況を見極めながらスケジュールを確認しましょう。

 

過去問を実施するメリット

①傾向と対策

なんと言っても1番はやはり志望校の傾向と対策ができることです。

早い段階から志望校が決まっている子で、夏から過去問で志望校の傾向を掴み、対策を始めることで合格まで辿り着いた子も中にはいます。

 

過去問を数年分実施することで、その学校の出題傾向がわかります。

学校ごとに、算国理社それぞれに傾向が存在します。特に中学受験においては、伝統校であればあるほどそれぞれに傾向があり、対策がしやすいです。

 

また、各学校の説明会でも11月から「過去問体験会」を実施しており、そこでは自校の過去問の傾向の説明と、その年度の出題傾向も説明してくれます。

 

なので、この時期の説明会は予約必須です!

(人気校は本当にすぐ埋まってしまうので、予約が始まる日を要チェックです!)

 

②必要な勉強内容が絞り込める

過去問を実施していると、志望校の傾向に対して自分が苦手な部分がどこなのかはっきりしてきます。

ということは、過去問で炙り出した苦手分野を普段の学習で改善できれば、合格へ一歩近づくというわけです。

 

しっかり自分が点を取れていない部分を分析してあげることで、正しい過去問の使い方ができるわけです。

 

③入試慣れ練習ができる

この点に関しては、正しい方法でないと効果が薄い内容ですが、しっかりと守れば効果が高い内容です。

 

過去問を実施する時には、本番と同じような環境を用意することが望ましいです。

午前の入試を考えている学校であれば、午前9時など本番と同じ時間で実施することです。

 

この時に注意しなければいけないのは、休憩時間やトイレ、水分補給に関してです。人間は家の中だと、無意識に気が緩んでしまいます。特に子供は自分に甘くなりやすいです。

 

初めのうちは、保護者の方の監督のもと始めなければ失敗しやすいことも事実です。

 

  • 試験の開始時間と実施時間は本番を想定すること
  • 休憩時間も本番通り
  • トイレや水分補給は休憩時間のみで完結させる

 

正しい方法をしっかり守って、より効果的な過去問演習を実施しましょう。

過去問を実施するデメリット

ここまでメリットをお伝えしてきました。正直、「デメリットなんてあるの?」なんて声が聞こえてきそうですが、もちろんデメリットもあります。

お子様の状況によっては、今始めるべきではないということもあります。

当然、最終的には過去問演習は必要ですが、タイミングが重要です。

 

①志望校が定まっていない場合

志望校が定まっていない状況で過去問を解くのは、非常に危険です。

なぜなら、志望校の傾向と対策をすることが過去問のメリットなのに、志望校がないためどこに照準を定めるか決まらずに、中途半端になってしまうからです。

 

勉強でゴールが定まっていない状況は一番危険なので、早期の目標高設定が必要です。

 

②基礎基本が定着していない場合

夏の学習で基礎基本を徹底的に復習するものですが、ぶっちゃけ夏に復習をサボってしまった場合は過去問よりも、基礎基本をしっかりやることをお勧めします。

 

正直、過去問をやりながら苦手分野を並行して潰していくことも考えられますが、夏に復習をサボった子供の多くは、並行して学習を行う力は備わっていないことがほとんどです。

 

上記2つに該当する場合、今は過去問に手をつけずに基礎力向上に目を向けるべきでしょう。11月半ばからでも冬休みや年末年始を活用すれば十分に間に合うでしょう。

入試説明会の活用

 

これからの時期は、各学校で「入試説明会」が行われます。

この入試説明会では、その年度の入試に向けての問題傾向の説明などが行われます。

第一志望の入試説明会には是が非でも行って、合格可能性をあげたいですよね。

 

また、学校によっては「入試体験会」も実施しており、学校の過去問で入試問題の解説を学校の先生が実施してくれます。

どんなところを頑張ればいいのか、子供たち自身が理解できるのでやる気を上げるにももってこいです。

 

志望校に対して偏差値がなかなか届かない場合には、「安全校」の策定をしっかりと進めましょう。

安全校を用意することには様々なメリットが存在します。逆に言えば、安全校をしっかりと用意しない受験は、正直なところ失敗しやすく、親子の心に傷を残すことになります。

 

親はしっかりと併願校について、準備をしなければいけません。

 

まとめ

過去問を実施する上で、重要な事柄を今回はご紹介させていただきました!

巷に溢れる情報や、塾の先生からのアドバイスなど混乱しやすいと思いますが、お子様に合わせて、しっかりと情報の取捨選択をすることが何よりも合格に必要なことだと思います!

 

まずはしっかりと状況の整理から始めてみてはいかがでしょうか。

あと100日もありませんが、日々の使い方を改めて整理してみましょう。