【受験勉強】学年別学習の考え方 これを知って覚悟を持って受験に臨みましょう!
みなさんこんにちは!
今日は中学受験を考えている保護者の方必見!
学年別学習に対する考え方・心構えをお伝えしたいと思います!(小4〜小6)
受験を考えて塾に入れたけれども、成績が思うように上がらない。
全然勉強に集中できていないのでどうしたら良いかわからない。
そう思っている保護者の方も多いのではないでしょうか?
今日はそんな保護者の方のために、学年別に分けて学習に対する考え方・心構えを共有したいと思います!
小4の場合
受験学年の入口である小4(塾によっては小3も受験の入口としています。)は、
「楽しく学習し、宿題実施を習慣化させる。」
これが本質であると考えます。
もちろん、各授業での理解も必要ですが、小学校4年生で学ぶことはこれから先の小5・小6で学ぶことの基礎的部分となります。
そして何より、これから受験当日まで約3年にも及ぶ受験勉強の入り口でもあります。
早い段階から詰め込みすぎては、耐えられる子もいるとは思いますが大半の子は途中で挫折してしまうでしょう。
ですから入口段階の1年間は「楽しく学習し、宿題実施等の学習姿勢を身に付けさせること」に力を注ぐべきなのです。
ここでしっかりと学習習慣が身についていると、今後の受験勉強の差につながるので重要ポイント間違いなしです!
また、4年生のうちから劇的に成績が上昇していく!という可能性は正直低いです。
なぜなら、初めて塾に通って毎日の宿題をこなすことで精一杯だったり、うまく宿題ができないという壁にぶつかるからです。
受験勉強までまだまだ3年間あるので、ここで焦るのではなく今はじっくりと学習姿勢の確立に目を向けていきましょう。
保護者の方は、是非とも学習習慣の確率の手伝いをしてあげてください。
塾に通わせているから勉強ができるようになるわけではありません。
ご家庭・塾・本人の協力があって、初めて成績が上がるものです。
できれば、1週間の動きを明確にしてあげましょう。
週の予定を視覚化して、家族のルールにしておくと便利です。
こちらは卓上においておけるタイプのカレンダーに習慣学習予定が書き込めるようになっているものです。
可愛い柄のものは女の子にとって気分が上がるものになるでしょう。
まずは保護者の方が時間配分や、いつ、なんの教科をやるのかを示してあげて、取り組ませるようにしましょう。
焦って行動しては、将来の自分の首を絞めることになるので要注意です。
小5の場合
小5の場合は、扱う単元のほぼ全てが入試内容に直結します。
(特に算数・理科)
従って、1つ1つの授業で中身をじっくりと理解することが求められます。
とはいえ、5年生から塾の授業は1段階難しくなっており、なおかつ宿題量も増えているため、お子様がパンクしやすいのも事実です。
そのため、5年生では「計画を立てながら学習を進め、単元の理解を深めていく」ことが重要となります。
そこで、ご家族の協力が必要不可欠になります。
ご家庭で実施していきたいこと
小5の時期からは、少しずつ自分で考えて行動させていきたいところですが、まだまだ子供ですので保護者の方の協力は絶対必要です。
ここまではほとんどのブログ・記事などでも当たり前のように書かれているので
プラス1ポイントを今回はお伝えしたいと思います。
・スケジュール管理
学校の宿題、塾の宿題、習い事など現代の子供たちは以前に比べても多忙な毎日を送っています。
そんな中で中学受験を目指すとなると、いつ・どこで・何をするのかを定めていないと子供の力だけでは到底太刀打ちできません。
特に勉強に関して子供任せにしていると、後回しにしがちなので気づいたら宿題をやっていなかった。なんてこともよくある話ですね。
そこで、大切なことがスケジュール管理を保護者の方主導でおこなうことです。
子供が自分からスケジュール管理を行うことができればいいのですが、、、
それは学年が上がるごとにできるようにさせていきましょう!
オススメのツールがいくつかあるので紹介しておきます。
女子のモチベーションをあげてくれる可愛いデザインが特徴です。
受験生向けと書いてありますが、非受験学年のお子様にも使えるものになっています。
もちろん、初めは保護者の方のお手伝いが必要になりますが。
こちらはコクヨが販売するノートタイプの学習スケジュール帳になっています。
シンプルなデザインのため男女問わず使いやすくなっています。
・宿題実施内容の確認
勉強を教えることは難しくてできない。
という方も多いと思いますが、勉強を教えることよりもやるべきなのが、正しく宿題を実施できているかのチェックです。
塾に入れたからといってすぐに勉強ができるようになって、成績が上がるわけではありません。正しい学習方法が身についてから成績が上がっていくのです。
となると、宿題の実施方法が正しいかどうかはご家庭でも見ていく必要があります。
なぜなら、宿題を実施する場は基本的に「家庭」だからです。
算数で考えるならば・・・
- 式と答えが書かれているか
- 筆算は残されているか
- 習った通りの解き方ができているかどうか
- 宿題をしている時間配分が正しいかどうか
しっかりと自分で実施できるようになるまではやはり親の監督が必要です。
塾と協力塾と協力してまずはしっかりと正しい宿題のやり方を身につけさせましょう。
・勉強は極力教えない
受験を考えるご家庭のほとんどは、親が中学受験経験者であることがほとんどです。
そうなると、前に自分もやっていた経験から、自宅で勉強を教えてくれようとする保護者の方がいらっしゃるのですが、正直オススメしません。
正確には独自の解き方や解答解説をそのまま教えることはオススメしません。
なぜなら、塾で教わった方法と異なる可能性があるからです。
子供が自宅で宿題を実施しているときにわからないところがあるからと質問に来ると思いますが、教えるときは塾のノートを必ず一緒に使用してください。
教えるときは必ず、「塾のノートはあるの?」「塾ではどうやって教わったの?」と聞いて、子供に一つ一つ振り返らせましょう。
小6の場合
小6の場合、新しいことを学ぶのは夏前までで終了します。
なので、新しいことに目を向けるよりも今までの単元で苦手な部分に目を向けられるようになると良いでしょう。
つまり「今までの学習内容を平均値に均していく」ことが求められます。
時期ごとに注力すべき点は違いますが、春〜夏にかけては小6の内容の理解に重点を置くと良いと思います。
・夏の学習
夏は今までの総復習の時期です。
「夏を制する者は受験を制す。」
なんて言葉がある位、受験生にとっては大事な時期です。
どのように過ごさせるかはじっくりと塾と相談して決めていきましょう。
塾を休む。という選択肢は出来れば取りたくないところです。
(何か特別な事情があれば別ですが・・・)
夏期講習の重要性については過去の記事でも紹介しているのでそちらをご覧ください。
・秋以降の学習
秋以降になるといよいよ本格的に受験対策に突入します。
夏に学習した成果を十分に発揮してもらいたいところですが、実はこの秋の入口というのはまだまだ結果として出ないことが多く、保護者がヤキモキする時期でもあります。
この時期は夏に学習したお子様を信じながら、過去問演習にしっかりと取り組ませてください。
この時期に一番心配な部分は、保護者の方が先に折れてしまうことです。
あんなに時間を使って頑張った夏期講習でも結果が出ないのであれば受験の意味がないんじゃないか。
そんな思いをする保護者が多いのですが、ご安心ください。
ほとんどの生徒は夏明けのテストで成果が出ません。
ですので、構えていればそこまで動揺せずに済みます。
秋以降の保護者は「成績に一喜一憂せず、構えておくこと」が大切になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。各学年での学習のポイントや考え方を知っていれば、受験に向けて保護者の覚悟も決まっていき、しっかりと受験に向き合っていく音ができるでしょう。
- 小4は「楽しく学習し、宿題実施を習慣化させる。」
- 小5は「計画を立てながら学習を進め、単元の理解を深めていく。」
- 小6は「今までの学習内容を平均値に均していく。」
以上のことを意識して学習を進めていけると良いでしょう。
もちろん、しっかりと塾に相談することも忘れずに進めていきましょう!