人生は学びに溢れている

勉強は嫌なものではなく楽しくなるもの。自分の人生に彩を加えていくのもきっと青少年期に学んだことや新しく学んだことに違いない。

インプットとアウトプットの重要性

中学受験生は小6内容も終わり、アウトプット中心の勉強に入っている頃だと思います。

個人的には、9月中まではインプットとアウトプットのバランスは6:4でもいいと思ってます。8月に復習しきれなかった。まだ時間がかかる!っていう子もいると思います。

 

私の考え方はいつも、計画→実行→改善を繰り返す。

 

いわゆるPDCAサイクルを回すことが一番だと思っています。

そのための計画性というのは、普段から家族内で養っていきたい力です。

 

以前、元横浜翠嵐の先生が言っていました。

 

横浜翠嵐と他校の生徒で1番違うのは自己管理能力だ。」

 

確かに神奈川県内No.1の高校に通う生徒ですから、自己管理はできていそうだよな。なんて感じるかもしれませんが、練習次第でどんな子供にも備わる能力だと思っています。

(大人になると自然に身につくようなものでもありますし。。。)

 

その練習は中学受験、高校受験でもできると思っています。

 

さて、ここからが本題です。

 

インプットとアウトプットについて、皆さんはどのようにお考えでしょうか。

学習においてよく言われるのはインプット3アウトプット7なんて言われています。

 

でも、アウトプットするには知識が必要ですし、インプットばかりしていても学力は上がりません。

 

今回はそのインプットとアウトプットについて紹介していきたいと思います。

インプットとアウトプット

 

インプット

日本語では「入力」の意味を持つ単語

文部科学省が発表する言語4技能の内、「読む」「聞く」が該当します。

新しい知識を頭の中に入れることを示す言葉

 

アウトプット

日本語では「出力」の意味を持つ単語

文部科学省が発表する言語4技能の内、「書く」「話す」が該当します。

覚えた知識をテストなどで外に出すことを示す言葉

 

どちらも非常に重要なことですが、人間が常日頃から行なっている行動です。

生まれてから言葉を話すようになるまで、赤ん坊はひたすらインプットの時間を過ごします。

言葉を喋るようになってからはインプットとアウトプットを並行して生活していきます。そんなことを考えながら生活はしていませんが、言われると確かにそうだったかも。と思っていただけるのではないでしょうか。

 

個人的にはインプットもアウトプットも大人になるまで意識していませんでした。小中学生のときに意識していたら、とんでもなく意識高い系ですもんね笑笑

 

けれども、塾で働くようになり改めてインプットやアウトプットについて考えると、小中学生のときにこれを意識できたら、もっと学力が上がるのでは?なんて思うようになりました。

 

そこで、本屋に行って関連本がないか探しました。

私が出会った中で一番良かったと思うのは、樺沢紫苑さんの本です。

 

 
公立中高一貫校対策をしていたときには、アウトプット大全の内容をかなり噛み砕いて生徒たちに教えて、成績がグンと上がったこともあります。
 

アウトプットの重要性

 

インプットと言われると、思いつくことは

「ひたすら書く」

「マーカーを引く」

というのが多いと思います。今の保護者の方が受験生だった頃はそう言った勉強方法が主流だったかと思います。

 

ですが、ひたすらインプットしても覚えているのはせいぜい4割程度。。。なんてこともよくある話です。

 

インプットの方法も様々あります。インプット大全の中にインプット方法はたくさん書かれていますが、アウトプット大全にも、インプットに役立つ方法が書かれています。

特に「書く」という点ですね。

 

しかし、今回はアウトプットメインで書こうと思います。

 

アウトプット=運動

樺沢紫苑さんのアウトプット大全では、アウトプットは運動と同じであると書いてあります。

運動性記憶は意味記憶と違って、忘れにくい性質を持っているので「ひたすら書く」よりも、「声を出しながら書く」方が記憶に残るのです。

 

英単語や漢字はこのやり方の方が効率よくできそうですね。

また、2週間に3回以上アウトプットした内容は長期記憶されやすいともいいます。

 

これはえビングハウスの忘却曲線からも、納得のいく見解ではないでしょうか?

 

インプットとアウトプットは3:7

インプットとアウトプットのバランスは3:7が理想だとされています。

インプット→アウトプットの回数を増やすことも大切ですが、その割合はアウトプット中心の方がより記憶に定着するというのです。

 

ノートの書き方

インプットする際には必ず「ノートに書く」ことを意識したいですね。

ノートの書き方と言っても、殴り書きでは困ります。

読みやすいノートが大切です。何も相手に読みやすいノートを目指さなくても、自分が見返してちゃんと理解できるノートであればいいのです。

 

私も塾の授業でノートのことはたくさん言いますが、板書を丸々写すだけでは自分の力にはならないので、自分なりの工夫をするように教えます。

 

小学生ですぐにできる子は少ないので、保護者の助けが必要ですが、中学生になると中2からは自分で考えて行動できる子が大半です。

 

ノートの取り方といえば、齋藤孝さんの本も非常に参考になります。

 

子供のうちから正しいノートの使い方を覚えることは、学力向上に非常に役に立ちます。

 

勉強に応用してみると

 

さて、改めてこのインプットとアウトプットを勉強に置き換えて説明すると、

  • 漢字や英単語は発声して書く
  • 勉強の復習は2週間で3回は行う
  • ノートは見やすく書く(見開きで毎回使うのがオススメです)

 

今回は一部を紹介しましたが、本の中には100近いアウトプットの内容が書かれていますので、ぜひ手に取ってみてください。

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